おでんが恋しい季節がやってきた。
わたしのとっての宮崎のおでんといえば

今は無き安兵衛小路だった。

1957年12月県庁前で屋台をしていた人たちは
衛生上の理由で立ち退きを迫られ
それを聞いた酒屋店主 故安田さんが

西橘通りに木造長屋を構え約20店舗が移り住んだ。

その中に三津というおでん屋さんがあり
気っぷの良いおかみの笑顔と愛嬌と味に引き寄せられるように
通ったものだった
その関西風のおでんの味と女将の笑顔は今も忘れることはできない。

私はおでんというとそんな思い出が頭を横切る

さて県庁前の屋台から移り、西橘通に構えたのが
よんしゃいだ
お店の歴史は60年以上になる
今は三代目の石橋さんが受け継ぐ
おでん鍋には昆布とかつおだしで取ったスープに
20種類以上のネタが並ぶ

まるでおでんの小宇宙のようだ

しいたけ、大根、さといも
に西の関のお燗

寒くなると心まであったかくしてくれるのがおでんだ

料理はもっぱらご主人の役割
お客を取り仕切るのは若い3人の看板娘!

この看板娘たちとの掛け合いもまた楽しい

刺身はしめ鯖とかつおのハーフ
刺身も新鮮で予想以上に美味しい

なすとにがごりのみそ炒めもグッドな味付け

思わず焼酎をキープ

10席のカウンターは予約なしでははいれないほどの人気

また来るねと言ってお店を後にした!

 

お帰りなさい度  ★★★☆

よんしゃい
宮崎市中央通り2-25
0985-24-3584
17:00~23:00

日曜休み