今、九州の鮨では話題の店の一つ
博多駅から快速で10分ほどで大野城に着く
そこから歩いて7~8分ほど
住宅街の中に寿司屋が現れる
ここが菊鮨だ
中に入るとシックでシンプルな内装に
一枚板のカウンターが広がっている
センスを感じさせる
落ち着きのあるカウンター10席のお店だ
カウンターに案内され
若きご主人の瀬口氏の仕事ぶりを見つめる
まずはシャリ作りから
米酢と赤酢のシャリを作り始める
それが終わると魚の材料の切り分け
手の所作が美しい
お酒をぬる燗でと頼むと
神亀が出てきた
寿司屋で神亀と出会うこと自体が嬉しい
鱧を骨切りし、さっと湯がいてつまみの一品に
夏を感じる旬の食材
梅餡の茶わん蒸し
さっぱりさわやか
3日寝かした昆布〆のアマダイ
上品な身の甘さが引き立つ
鯵
銚子の4日寝かした金目鯛
ここで口直しに赤だし
7日熟成したカツオを炙りたたきにしたもの
ここから赤酢のシャリに
境港の中トロ
瀬口氏と話をすると
引き継いで4年になるという
日本酒は10種類ほど置いてあるという
ぬる燗でのお願いに神亀を持ってくるあたりが
何ともニクイ!
10人の客さんを一人でしっかり対応しながら
にこやかに話をするご主人は好印象だ
やりいか 米酢のしゃり
ホタテ
対馬の7日熟成のイサキ
やりいか生げそ
唐津の赤うに
手渡しの鮨は女性客にも大好評
うにの甘さが際立つ
藁で燻した鰆
鰆の意外性も楽しい
対馬のアナゴ
ふっくらとやわらかいアナゴは口の中で溶けていく
玉
フルーツと白ワインのゼリー
シャリを使い分け、熟成の技も駆使して
握りのアクセントと引き出しのあるつまみ
さわやかな笑顔が印象的な瀬口氏の
今後の活躍がますます楽しみだ
昼のコスパは言うことなし!
今度は是非夜を存分に楽しんでみたい
今すぐ行くべきすし屋のひとつだと思う
所作の美しさ度 ★★★★☆+
菊鮨
春日市春日公園3-51-3
092-575-0718
12:00~14:00 17:00~22:00
(月曜日休み)