ゼネコンで世界を飛び回っていた清水さんが
会社を辞め、奥さんの実家である宮崎で蕎麦屋を始めた
それからすでに30年余りが経つ
いつしかしみずの蕎麦は
宮崎や九州で評判になり
全国のお客さんのファンも増え
空港から電話をされすぐ直行される方もいらっしゃるようだ
ありがたい事だが大吟醸を楽しむ会では蔵元のために
20年間毎年蕎麦を打っていただいた
しかしご主人の清水さんは
あくまでも自分のペースで蕎麦を打っている
年も取っているので体をいたわりながらやっていると笑いながら言われる
その分休日も増え、夜の営業も3日だけになっている
さて予約をして夜にお邪魔した
蕎麦味噌
わさびとろろ
日本酒は刈穂の百田
合鴨の焼き鳥
香ばしく山椒を振ると旨さが倍加する
蕎麦汁
この海苔が磯の香りが素晴らしい上に出汁もうまく堪能した!
御前酒のお燗に切り替え
天婦羅を頼む
冬はやっぱりお燗が最高だと思う
蕎麦がき
この端正さは出色である
最後は二八のせいろと浦霞のお燗を
蕎麦の香りと浦霞の最後の一杯をかみしめて〆
私とはかれこれ25年ぐらいのお付き合いをさせていただいている
有難いことだと思う
来年も良い年を迎えてくださいと
ご主人の清水さんにご挨拶して店を出た
それには星が・・・
今年は本当に静かな年の暮れだ
滋味度 ★★★★☆+