大吟醸を楽しむ会の世話人で
酒匠でもある齋藤総一郎さんが
食事会で貴重な日本酒を持参いただいた
その日本酒の名前は 現外 GENGAI
1995年1月17日阪神淡路大震災で
沢の鶴の蔵は倒壊し
その中で奇跡的に残ったのは酒母のタンクだった
その未熟な酒を醸造設備が被災した蔵では
清酒にすることを決断した
以来タンクの中で少しずつ熟成し
20数年の時を果て発売されたのが
現外 GENGAI である
ブランデーのような琥珀色で
日本酒度は30だと言う
飲んでみると辛さと言うよりとてもマイルド
余韻がとても深く感じる
まさに唯一無二の酒である
震災を超え、酒造りの理屈を超えて、
20数年の時を超えて熟成された奇跡の酒である
こんな貴重な酒を持ってきていただいた齋藤総一郎氏に
深く感謝を申し上げます。