富山市東岩瀬にある満寿泉の桝田酒造店

12月は酒蔵も超繁忙期である

日曜日の早朝から仕込みが始まっている

蒸し上がったばかりの蒸米を感触を確かめながら

桝田隆一郎社長が蔵人と話し込んでいる

今日は山田錦の50%の米

少し硬めのようだがこの蔵はこれぐらいでよいのだそう

そのあと麹室に蒸米を引き込み

広げていく作業だ

そして2時間ほど冷ましていく

蒸米は弾力があり青笹のような香りがする

発酵し始めのタンク

今は日本酒の仕込み工程を一つづつ再検討を始めている

昨年から櫂入をやめてみたが

酒質が上がり、酒が綺麗な味に変わったと言われていた

桝田社長の人脈の広さは業界でも指折りだ

その人脈から数々の挑戦が拡がってきている

サッカーの中田氏からの紹介で始まったでシーバスリーガル社とのジョイント企画

で生まれたリンクが業界の話題をさらい

28年間ドンペリの醸造責任者だった

リシャール・ジョフロア氏との最初の日本酒との連携を行ったり

富山の有機農業農家の土遊農との伊勢錦の酒の醸造

女性志向のperoなどの低アルコール酒の販売など

数々の挑戦をされている

まさに国際的な視点もありながら、

富山に根を張った醸造も精力的にされている点がとても興味深い

日本酒が世界で活躍するためには何が必要なのかを伺った

世界のその国に一年以上住んでみること

そこからその国のコモンセンスを理解することから

始めないとビジネスは成り立たない

日本人の感覚で物事を進めようとすると成り立たないことが多いのでは

と言われた