松平藩 18万6千石の静かな城下町 松江
この水と緑の町に
明治15年創業の銘酒 李白がある
若槻礼次郎が昭和3年に命名
彼が生涯愛した酒としても有名である
李白の先代の田中竹次郎氏には人生の師として
大変お世話になり
人としてどう生きるか、気配りなど様々なことを教えていただいた
先代は早くから海外に目を向け
今ではそれがアメリカ、香港、シンガポールをはじめ
ヨーロッパ、ブラジルまで輸出を拡大している
まさに出雲の国から世界をはばたく酒蔵である
蔵見学に前にまずは腹ごしらえ
八雲庵という蕎麦屋さんにお邪魔する
出雲蕎麦は
蕎麦の皮もすべて使ったそばで黒いのが特徴
するすると入って行く
少し出汁が甘目かなあ・・・・・
酒はもちろん李白の純米酒
スッキリ爽やかで飲み飽きないお酒で
蕎麦と酒の相性はやはり抜群!
若女将に年を聞くと
それは企業秘密とは・・・・・・ うまい答え
さて蔵見学は若き社長
田中裕一郎氏に案内いただいた
今は大吟醸の仕込みの真っ最中
この蔵は出雲杜氏の伝統と
近代技術の粋が融合して
新しい李白の酒を造っている
田中社長曰く
伝統の手仕事はしっかりとして残し
機械にさせるところは徹底的に機械に仕事をさせる
その上でいい酒を醸していく
地元産の五百万石、山田錦が主流の酒造りを行っている
蔵人も若い
先代の築いた基礎を元に
若い情熱と努力で松江の新しい銘酒を造っている
そんな思いを実感した見学だった
最後は田中社長とお母さんの由美子さんと妹さんで記念写真
妹さんは宮崎の大吟醸を楽しむ会に
行きたがっていらっしゃるよう!