2年ぶりの名古屋
一年に一度は行きたい居酒屋が名古屋伏見にある
その名前は大甚
4時に開店すると4時10分には満席になると言う
超繁盛店だ
そのお店の古い雰囲気が良い
お店に入るとまず席を決められる
そこに座りお燗を注文してつまみを取りに行く
つまみは250円から350円で多彩なメニュー
しかもすべてが手作りというから嬉しい
お燗はおかみさんの役目
賀茂鶴の樽から御銚子に酒が注がれ
いい塩梅に燗つけされる
このでかい樽が2日間で空になると言うのだから
繁盛がどれぐらいのものかおわかりいただけるだろう
二合瓶の徳利もすらりとしてとても良い
大甚の屋号が入っているお猪口でくいっと一杯
この樽香を感じるお燗がたまらない
煮穴子、筍、とり貝のぬたで盃が進む
地元の常連、観光客、そのほか
大甚を愛する客がここならではの癒しの時を過ごしている
おかみさんのお燗
そしてそろばん片手にお勘定と接客を対応されるご主人
御主人のメガネは相変わらずシャネルのブランド
居酒屋ではこのブランドはミスマッチだけれど
この御主人はシャネルのメガネが似合うから不思議だ
日本の居酒屋としては
歴史、雰囲気、価格など含めて
私好みの最高の居酒屋のひとつである
但しこういうお店はさっと飲んでさっと席を立つのが大人の流儀だ
癒し度 ★★★★☆