福井県鯖江市にある清酒梵の醸造元
加藤吉平商店を訪ねた
鯖江はメガネの生産でも有名なところだ
加藤団秀(あつひで)社長は前日までスペインの食の祭典に出かけられていたようだ
加藤社長自ら運転して
最新鋭の精米工場を見学させていただいた
精米機では20%と日本最高クラスの精米をすることができる
米ぬかもパウダーみたいだった
そのあとは噂の天空蔵へ
蔵内にはボーズのスピーカーからクラシックが流れている
タンクには音楽と同調して振動させる装置が入っているという
杜氏さんいわく
クラシックを聞かせて醸すと綺麗な酒質になるという
加藤社長がモーツアルトで醸しバッハで仕上げると言われたので
なぜ仕上げはバッハなのですかと尋ねたら
バッハで仕上げることにより
酒質が一段と引き締まるのだと言われていた
温度管理に対する気配りもこの蔵のポイント
氷温熟成で2年間、3年間貯蔵した酒は
とても綺麗で澄み切った味になるのだという
そのあと蔵の部屋でお酒を試飲させていただいた
20%のスパークリングで乾杯のあとは
サプライズの越前ガニと越前蕎麦と梵との競演
越前カニの上品なうまさと
越前蕎麦の素朴な味に感動し
清酒梵の豊かな味わいとのマリアージュを堪能させていただいた。
大雪の中、加藤社長はじめ蔵の皆さん
本当にありがとうございました。