秋田から由利本荘へと車でドライブ
今日は晴れだったが残念ながら鳥海山は見えなかった
豊かな大自然に恵まれた田園地帯に天寿酒造がある
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7代目となる大井社長から話を伺う
蔵の創業は1830年
2代目大井永吉の時に酒免許を受けて清酒造りをスタート
昭和元年に銘柄を天寿に統一し現在に至る
昭和58年に天寿酒米研究会を結成し
美山錦や酒こまちを契約栽培し
仕込み水は鳥海山の清冽な伏流水(軟水)を使用して醸していく
きめ細やかでまろやかでありながらジューシーな食中酒を目指している
蔵の表の間口は大きくないのだが奥行きがあり予想以上に広い
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面白く感じたのが蔵人たちの創意工夫
蔵にある機械を、天寿の酒造りに合うように改良改善していく
その一つの結果が蔵人が考えたこの機械
定量、定間隔で行える洗米システムである
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この試みには社長賞が贈られた
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近年数々の受賞の蔵であるが
2022年クラマスターでは 鳥海山 生酛仕込み純米が審査員賞を受賞した
生酛にチャレンジして9年目の快挙だ
大井社長からフランスの審査員に何故受賞したのか聞いてみたところ
マリアージュの幅が広いと言われたそうだ
冷してワイングラスで、もちろんお燗でも美味しい
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最近の個性的な酒は鳥海山のリンドウ酵母で醸された酒
東京農大で6年の月日をかけリンドウから採取された花酵母だと言う
飲んでみるとまず酸を感じる
しかし食事と合わせて飲みだすとこの酸が程好く調和してくる
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鳥海山のふもとで醸される天下の美酒
天寿酒造の発展を祈念したい!