第23回大吟醸を楽しむ会の記録紙に
夏に宮崎でご逝去された村田淳一氏の特集を掲載した
全国の蔵元とも長年交流があり
様々な酒蔵の細かいところまで深くご存じの方だった
大吟醸を楽しむ会の全部の参加蔵元は
村田会長のご尽力の賜物であった。
そして全国の方々に大吟醸を楽しむ会を知らしめ
宮崎に誘客し、宮崎ファンにしていただいたのも
村田会長の存在があったからこそである。
日本の酒と食の文化を守る会は
昭和56年2月に発足
顧問には酒類評論家の穂積忠信先生、会の命名も先生が付けたもの
日本酒を通して日本の食文化、伝統文化を楽しみながら
日本酒の普及と啓発に努めてこられた
活動は国内にとどまらず、国外でも
ハワイ、ロンドン、ロスアンゼルスでも日本酒の会を開くなど
日本酒の普及に努めてこられた
村田会長の言葉が胸に響く
日本の酒と食の文化を守る会を通して
日本酒を広め普及のための種々の活動を続けておりますが
これは全て民族の酒、日本の伝統文化の日本酒をもっと知ってもらいたい
飲んで欲しいと言う、言ってみれば「日本酒応援団」の気持ちからです
そして日本の食文化の頂点に立つ日本酒を醸す蔵元が
伝統文化の継承者として活躍されることを強く望んでおります
経歴
村田淳一
昭和13年4月 東京生まれ
学習院大学 政経学部経済科卒業後、食品会社、ローソン顧問などを務める
日本の酒と食の文化を守る会 会長
平成10年 大吟醸を楽しむ会の立ち上げから、今年まで世話人として尽力される
全国の蔵元との豊富な人脈と多彩なネットワークが
大吟醸を楽しむ会の継続、成長、広報に多大な貢献をしたことは誰もが認めるところ
平成19年 宮崎大使に就任
平成27年 日本酒造青年協議会から酒サムライを叙任される
令和3年7月31日 宮崎でご逝去
私にとって大きな恩人の一人であり
蔵元との交流ができるのも村田会長から学んだものが大きい
私の趣味は人を喜ばせること
そう言っていた村田会長の笑顔が忘れられない
これからは天国からこの会を見守っていてください
ご冥福をお祈りいたします