大吟醸を楽しむ会では焼酎バーの紹介は2回目ですが

今のニシタチ飲食店の現状が良くわかると思います

 

コロナ禍が始まって16ヶ月

宮崎県も新型コロナ感染拡大による

度重なる営業自粛要請が続いた

結果、宮崎の飲食店もギリギリの瀬戸際に来ている

 

その中で全国の焼酎ファンから

焼酎の聖地として名高い宮崎の焼酎バーがある

名前はブルーツリー

学校が檍中出身だからという単純な理由からだ

通称ニシタチのダイヤモンドビルの5Fにあるのだが

外観はまさしく場末のスナックのようだ

扉を開けるとその先に扉が2つある

一つはカウンター10席ほどの小さな店で

あと一つは焼酎がずらりと並ぶお宝の倉庫となっている

 

焼酎好きが夜な夜な集まり

上妻マスターの客に対するいじりを

面白そうに見たりまた自ら体験することもある

いじられたお客は2つに分かれる

1つ目はもう絶対こないと誓うお客

2つ目はいじられるほどに熱狂的なファンになっていくお客だ

そんな一風変わったお店でもある

新しいお客が来てお店が満杯だと

常連客に「もういいやろ!」と言う

それを笑って頷き、帰っていく常連客のあんうんの呼吸は見事だ

 

ブルーツリーが開店33周年を6月10日に迎える

ハガキが届いた

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宮崎の木々の緑も、空も海も

何も変わることなく輝いているのに

ニシタチの夜のネオンだけが消えている

皆さんと語り合えない淋しさ

歌い合えない味気無さ

今 本当に 皆様があっての私の人生なのだと

お客様があってのブルーツリーだと思い知らされました

今年も6月10に開店33周年を迎えます

いつかきっと大きな声で歌いかたらえる日々が来ることを信じ

もう少し この先へ行ってみようと思います

もう少しだけ・・・・・

                     上妻隆一郎

 

 

コロナ禍という事でもちろん自粛も理解できるのだが

全ての諸悪の根源は酒や酒場

と名指しをする施策は

何だか微妙な違和感を感じている

 

「休み休みでどうにかなりそうです」との

上妻さんの率直な言葉は、

ほかの真面目に一生懸命やってきたお店程よく聞く言葉でもある

体調も良くない中

ニシタチの栄枯盛衰を見てきた

ブルーツリーの上妻さんの心意気を大切にしてあげたい!

酒場は文化であると思う

ニシタチに少しずつ活気が戻ることを祈念して

私もニシタチに出よう

もちろん感染予防は万全にして・・・・

 

あんうんの呼吸度  ★★★★☆

 

祝 33周年

ブルーツリー

0985−23−4560

宮崎市橘通西3丁目2−13

ダイヤモンドビル5F